夏二題~海のレジャーに潜む危険

筆者は学生時代に海岸工学を専攻し、社会に出てからも海洋関係の

建設プロジェクトで設計や技術管理を担当してきました。

海水浴シーズンを向え、これまで培った知識と経験から海のレジャーで

是非、頭に入れておいて欲しい二つのことを紹介します。

  1. 離岸流

海水浴に適した遠浅の海では、岸から沖に向かって強い流れ(離岸流)

が起きます。流れの巾は通常は10~30m程度になります。

これは波で岸に押し寄せた海水が沖に戻るために起きる現象です。

流れの速度は、非常に速く2.0m/秒(約4ノット)にも達します。

離岸流は海岸に沿って数十~数百m間隔で発生すると言われています。

水泳中に離岸流に巻き込まれたら、岸に向かって泳いでも絶対に岸に

たどり着くことはできません。

落ち着いて流れに直行し、岸に平行に泳いで流れの外側に出るように

しましょう。

夏になると離岸流に巻き込まれる悲しい水難事故のニュースを

しばしば耳にします。十分に気を付けましょう。

2.波高

波の高さ(波高)は、波の頂上から谷までの高さの差で表します。

実際の海では波高も周期もバラバラな波が混在して存在しています。

そこで、ある地点で連続して波を観測し大きさの順に波高を並べて

大きなほうから1/3個を取り出して平均したものを有義波高

(最大1/3平均波高)と言いその海の波高として代表させます。

人が眼で視た波高は、有義波高とほぼ同じとされています。

ここで注意しなければいけないことは、ある時間で観測すると

有義波高の2倍を超える波が来る可能性があるということです。

海が穏やかで楽しく遊んでいたら突然、大波が来て悲しい事故に

遭ってしまったというニュースもよく聞くところです。

以上、海のレジャーにも思わぬ危険が潜んでいますので細心の注意を

払って楽しんで頂きたいと思います。

(M)

NAOはり灸院


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